ワックスドレザー・システム手帳A5(リング径30mm)


ヌメ革に比べるとはるかにシミができにくい
撥水性の高い革ができました!


革製品を持つ際、いちばん気を使うは雨の日だろう。 しかし、鞄が仕事の道具を持ち歩くためのものであるなら 雨の日の使用を避けるわけにはいかない。そこで、雨の日でも、もっと気軽に使うことができる 鞄の皮革素材の研究を行ってきた。そして、できあがったのがワックスドレザーだ。

従来のロウ引きはヌメ革を下地としていたが、 ワックスドレザーは、タンニンなめしとクロームなめしを併用した「混合なめし」の牛革を素材とした。 こうすることで、タンニンなめしとクロームなめし、それぞれの特長が組み合わさり、型崩れしにくく耐久性のある革になるのだ。また、この混合なめしの牛革は、本ヌメ革と比較すると、遥かにシミになりにくい点も特長である。

その混合なめしの牛革に更に、撥水性を高めるためのロウ引きも施してあるわけだ。ロウ引きはすべて手作業で、液体状のロウを専用の刷毛でザッザッと塗りつける。ひとつとして同じ柄にならない個性的な革ができあがる。

このロウワックスは、使い込むに従いロウが薄くなってくるが、この現象は剥がれるのではなく、 革の内部に染み込んでいくことによるものだ。つまり、表面のロウがなくなっても、撥水性は保たれるのだ。

この「ワックスドレザー」を使ったシステム手帳のデザインは、バッファローカーフのデザインを採用した。ワックスドレザーを使用するからには、デザインもこだわりを必要としたからだ。その点、バッファローカーフ・シリーズのA5なら、その人気ぶりをもってすればご理解いただけるだろう・・・。堅牢なワックスドレザーには、磨け仕上げのデザインがまさにぴったりとくる。

かくして出来上がった「ワックスドレザーのシステム手帳」。
前回発売の時はあまりの反響の大きさにあっという間に完売となってしまったので、若干数量を増やした、と言っても各色とも30個づつの製造である。じっくり考え、比較して購入を決めて欲しい。そして、手にしたら、「手帳の革の変化」を愉しみ、そして、愛して欲しい。実際、愛してやまない手帳となるはずだ。


ロウの付き具合(柄)が違っていて、いい感じのラフ感と個性を発揮していて格好いい。

ブラック 表

ブラウン 表

ブラック 表

ブラウン 裏

ロゴ入り

リングは「クラウゼ」を使用

開いた面もワックスドレザーを贅沢に使用している

革のお手入れについて
革事体にも防水加工を施してありますので、ロウをブラッシングでお取りいただいてもすぐにシミができるようなことはございません。ロウワックスは時間の経過とともに革内部へ浸透していきますので、自然に消えていった場合の撥水性は変わりなくお使いいただけます。
お手入れ方法としては、水にぬれた場合は、強く擦らずに乾いた布で軽く叩くようにすばやく水気を取り通気性の良いところで陰干ししてください。ドライヤーなどで強制的に乾燥させますと革が硬貨したり変形したりいたしますので自然乾燥させてください。また、レザークリームまたはレザーワックスをご利用の際は柔らかい布につけ揉むんで布にしみこませます。その布で革を拭くように均一に染み込ませてください。
※予め目立たない箇所でお試しの上、をご利用ください。
 詳細はクリームの取扱説明書をお読みください。

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